ここは独特なデザインの建物で、まるで港に停泊している一艘の大型帆船に見えます。国際的に著名な建築士である蘇喻哲氏がデザインを手がけています。「透明な箱」をデザインのコンセプトとし、昔の河川と現在の港が交わる特殊な地理を表現しています。建築上方には翼を広げているかのように見える二枚のスチール板があります。5組の斜めの柱がぶら下がり、遠くからはまるでパノラマ写真のような視覚的効果があり、山と水が無限に広がっているように見えます。館内には半透明のカラー映像が浮かび、烏石港の繁栄の移り変わりを語っています。さらに亀山島八景の特殊な景観についても紹介されています。ガラス越しに眺めると、透明な映像と無限に伸びる水平線が折り重なるように見えます。従来のライトボックスやショーウィンドウ、説明ボードとは異なり、特別な展覧方法を体験できます。2階の見晴らし台と廊下には鯨の彫刻や特殊なデザインの椅子が配置されています。ビジターセンターは海上風情に満ちています。