長年にわたり波浪によって洗い流されたため、東北角海岸には多様な地質景観が豊富に見られます。海の崖が崩れたのちに形成されたのが馬崗海蝕台地で、これによりさらに台湾の海岸線の生態が豊富になり、緑の藻が最も多い潮間帯の一つとなりました。
長さ約百メートルあまりの自然歩道を歩くと、潮だまりや石の下に小魚やイソギンチャク、アマオブネ、ギンタカハマ、ターバンシェル、アメフラシや蟹などが棲息しています。ゆっくりと移動する小さいヤドカリ、低潮帯付近には小杉苔、サンゴモ目、イソギンチャク、藤壺、ホヤが棲息しています。最も素晴らしいのは、ここは一年の間、四季それぞれで風情が異なり、潮間帯生物を観察できることです。春には海蝕台地には緑一面のオオバアオサや藻類が見られ、まるで天然の緑のじゅうたんが敷き詰められたかのようです。夏は緑の藻の景観はあまり見られませんが、逆に歩きやすくなり、至る所で小さな生物を観ることができます。親子生態旅行にぴったりの季節でもあります。