地元グルメ

東北角海岸の沿線には10数カ所の大小さまざまな漁港があり、海鮮を愛するグルメたちにとって重要なスポットとなっています。ここにある小規模の海鮮料理店は競うように、四季それぞれの旬の海鮮を使った美味しい料理を提供しています。新鮮な貝、海老、蟹類やアオリイカ、コウイカ、ケンサキイカなど、いずれも東北角で豊富に獲れる海鮮です。ぜひ東北角で獲れたての味をお楽しみください！

「石花菜（テングサ）」は東北角海域特産の海藻で、毎年旧暦の2月～4月が最盛期です。収穫後、天日干しを繰り返してからこれを煮て、中のゼラチン質から「石花凍」と呼ばれる海藻ゼリーを作ります。テングサは水溶性繊維、ゼラチン、多糖類を豊富に含む、身体によい天然植物で、これに果物を加え、色々な風味の石花凍を作ります。歯ごたえのある食感で、暑い夏には最適の食べ物です！

福隆弁当はその昔、福隆駅のプラットフォームで売られていた「駅弁」がそのルーツです。当時、北廻線に乗っていた人々にとって最も懐かしいグルメです。現在は駅前には福隆弁当の店が数多く軒を連ねており、それぞれの店に特色があります。昔ながらのお弁当はキャベツ、ブタ肉、豆干、漬物、腸詰め、煮卵や鶏肉ロールなど，おかずが盛りだくさん！安くておいしいです！

「鴨賞」は宜蘭の特產品で、長い歷史を誇る、全台湾でも有名な蘭陽地区定番のお土産です。

伝統的な製法で、きれいに処理したアヒルの肉を特製の炉に入れ、サトウキビを燃やした火でしっかりと燻し焼きにすると、アヒル肉はサトウキビの甘さを自然と吸收するのです。

円形の「宜蘭葱焼餅」の最大の特色は、香り豊かでサクサクとした食感です。すべて手づくりで、中の餡は小麦粉を植物油で練り、宜蘭特産の葱を五香粉（台湾の調合スパイス）と少しの塩で味付けしたものです。この餡を外に出ないように手で丸め、最後に特製のゴマ油を塗って焼き上げると、黄金色で香ばしい葱の香りがする、サクサクの「葱焼餅」ができあがります。脂っこさはなく、地元の人の定番グルメで、旅行客にとっては宜蘭土産となっています！