蘭陽博物館の外観は東北角特有の地形である「単面山」や岩の節理をモチーフにしています。四季の移り変わりや天候による光線の変化が異なる色調を生み、遠くから見ると、あたかも水の上に佇んでいるかのように見えます。博物館と青空が湖面に映る姿は壮大かつ優雅で、一幅の詩画のようです。
自然との融合という理念に基づき、ここも烏石港湿地遺跡を保存し、豊富な水生植物の保護地となっています。館内の常設展示のテーマも建築の特色と同様に、それぞれ上から山の層、平原の層、海の層および時光の回廊となっています。 これらを一回りすれば、蘭陽の地理、自然生態そして人文の軌跡などを知ることができます。
外壁全体はグレーを帯びた青色のタイルおよびガラス張りとなっています。宜蘭の陽光は天然のスポットライトで、どの角度から眺めても期待を裏切りません。向かい側の展望台からは天気が良くて風のない時には、水面に映った鮮やかな博物館の姿を眺められます。
台鉄頭城駅から国光客運バスの壯圍沙丘線、緑18番、1766番(土日運休)、1877番 / 噶瑪蘭客運の宜蘭勁好行131番で「烏石港轉運站(バスターミナル)」バス停で下車。