大里天公廟は「慶雲宮」とも称され、宜蘭県濱海公路に面した漁村の中に位置します。ここでは中国・福建の漳州から台湾に運ばれてきた「玉皇大帝(天公)」が祀られています。 古くから蘭陽平原の開発と密接な関係があり、宜蘭の人々の発展の歴史を見守ってきました。現在でも、廟内の香炉には線香の煙が絶えず、地元の人々の信仰の中心となっています。百年の歴史をもつこの廟は、複雑な構造で勢いのある雰囲気をもっています。背後には濃い緑の草嶺山があり、また、目の前には青く広がる太平洋が広がり、遠くの海上には亀山島を眺望できます。優れた地理環境で美しい景色をもつこの廟は多くの観光客を引きつけています。廟の入口には地元で採れた海産料理や土産物の屋台が並び、参拝や観光客が必ず訪れるスポットとなっています。