竹安渓の河口には広大な湿地が広がり、水田や養殖池、淡水の沼などが含まれています。ここは養殖業が盛んで、トコブシや鰻、ウシエビがメインに養殖されています。広大な面積を誇り、静かな湿地環境となっています。潮汐によって持ち込まれた大量の魚やエビなども棲息し、多種多様な自然生態が観られます。また、鳥類の隠れ家にもなっており、秋から冬にかけては南へ移動する様々な水鳥が観られます。ここでは一万羽以上の水鳥が羽を休め、休息します。冬のお客さんである水鳥がゆっくりと餌をついばむ優雅な姿が観られるほか、水面には連なる美しい山並みが逆さに映り、穴場のバードウオッチングスポットとなっています。
そのほか、ここでも日の出を観賞できます。明け方に太陽が昇り、オレンジ色の光が川面に差し込む際には、多数の撮影愛好家が静寂の美しさをカメラに捉えるために訪れます。