南雅奇岩地質歩道は東北角地質探検の旅の起点となる場所です。南雅海岸は山が切り立っているため、海水による岩の浸食が発達しています。この一帯の岩石層は硬く浸食を受けにくい「大埔層砂岩」に属しています。各層の岩石の硬度や厚みが異なり、異なった進度で浸食が起こった結果、有名な「霜淇淋(ソフトクリーム)岩」、「竹筍(タケノコ)岩」や「海狗(オットセイ)岩」などの特殊で多様な形の巨岩を作り、この海岸の景色を彩っています。少し離れた場所からこれらの天然の造形物と広い海を眺めるのも良いでしょう。海と山に面した全長三百メートルの南雅地質歩道を利用して、自然生態と南雅奇岩の美しさを楽しみましょう。
撮影ポイント:
日の出と日の入りの時間帯に、太陽と空に掛かる雲や霞を背景に「海狗岩」や「霜淇淋岩」などの巨石が浮かぶ景色は更に神秘感が増します。