瑞芳はかつて炭鉱で栄華を極めた町です。現在は古くから暮らす住民たちが中心となり、古い建築物や歴史的ストーリーを結びつ発展させた文化的活動を行っています。
たいまつ節は日本統治時代の1940年代に起きた「瑞芳事件」をなぞらえたもの。当時日本政府に指名手配犯とされた地元の名士が潜伏中にたいまつを使って知人に消息を知らせていたことから、たいまつは受け継がれる意思や、困難な状況においても再び立ち上がる精神の象徴として用いられています。近年、政府の規定によりたいまつの使用が禁止されましたが、当協会と地区の規定作成者とが一緒になり、かつて炭鉱の坑内で使用されていた瓶を使った簡易燈を平安燈と結び付けたオリジナルの芸術瓶燈を作りました。